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主なED治療薬の特長と、副作用などの基礎知識をまとめています。
現在、EDの治療法としては、最も一般的といえるのが厚生労働省が認可している「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」といったED治療薬の処方です。
性行為の前のあるタイミング(薬によって異なる)でそれらの薬を飲用し、全身の血管をよくすることで勃起を促します。
以下に、それぞれの特長を簡単にまとめてみましょう。
東京のED治療クリニックで処方してもらえる3大ED治療薬の主な効果/副作用をまとめました。
日本で最も認知度が高いとされているED治療薬。日本だけでなく世界中で使用されています。
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バイアグラに比べて食事やお酒の影響を受けにくく、食事制限を考える必要がないという特長をもったED治療薬です。
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即効性と持続時間でバイアグラとレビトラより優位性を持つ点が評価されている、比較的新しいED治療薬です。
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以上が、3大ED治療薬の効果と副作用の概要です。
ただ、ED治療薬ではEDの完治は見込めませんので、ED治療薬を服用しながら性生活を楽しみつつ、生活習慣の改善やペニスの血管を増やす治療を併用して行っていく必要があります。
これらには、たしかに勃起を促す効果が認められているわけですが、「3つの薬すべてに共通するデメリット」というのがあります。
それは、一時的に勃起を抑制する物質の働きを弱めたり、血流を活発化したりすることにより、勃起を維持する薬だということ。すなわち、その場かぎりの対処法だということです。
それに、薬ですからどうしても副作用のリスクが伴います。バイアグラでは、めまいや顔のほてり(顔面紅潮)の他、胃痛、視覚異常、鼻づまりなど。
レビトラでも、顔のほてりや目の充血をはじめ、さまざまな症状が報告されています。副作用が少ないとされるシアリスでも、約三割の人が頭痛などの異常に見舞われると言われています。
その他、ED治療薬で残念なのは、効かない可能性もあるということ。加齢や生活習慣病などによって血管や神経の障害が進行すると、ED治療薬を飲んでも勃起機能の回復が難しくなることがあります。
また、ED治療薬は、その他の多くの薬と同じように、飲み続けるとその効果も薄れていきます。
ED治療は、薬に頼りつつも、EDの原因となる生活習慣を見直したり、ペニス自体の血管を増やす治療を受けたりといった、プラスアルファの努力が必要なのです。
バイアグラをはじめとしたED治療薬にもジェネリックの製品があることをご存知でしょうか?バイアグラで有名な医薬品メーカーは、アメリカ合衆国の「ファイザー社」ですが、このファイザー社が過去に取得したバイアグラに関する特許は、日本では2014年にすでに満了となっています。そのため、国内のどのような製薬メーカーでも、バイアグラと比較して、
の2点を満たすことができれば、バイアグラのジェネリックを販売できるようになっているのです。実際に、ファイザー社以外の様々な医薬品会社からバイアグラのジェネリック医薬品が販売されており、それぞれ、勃起不全の治療に効果がある「シルデナフィル」を有効成分としている点でも、違いはありません。
「ジェネリック医薬品」とは「後発医療品」という意味で。「ジェネリック医薬品」は、特許期間が満了したために、薬の有効成分や効果そのものはまったく同じでも、購入価格は安く抑えることができるように販売されている、いわば「公認されたコピーの医薬品」のようなものです。
新薬と同じ有効成分を含んでいることはもちろん、品質など厳しい基準をクリアしている医薬品には変わりがありませんから、そのうえで価格を抑えることができるというのは、利用者にとっては大きなメリットです。
日本においては、特許を取得している新薬(先発品)は、その特許が有効である期間中、他の企業やメーカーが、それと同じ成分・効き目を有している医薬品を開発することができないようになっています。これは、新薬の開発や研究を保護するためです。しかし、特許の期間が満了すれば、先発薬の有効成分や製造方法などは、特許を取得しているメーカーだけで独占できるものではなく、より広い観点から国民が共有している財産として扱われるようになります。このため、他の医薬品メーカーでもジェネリック(=後発)医薬品として同じ有効成分と効果の医薬品を販売してもよい、とされているのです。
バイアグラに関わらず、ジェネリック医薬品のメリットは、その価格が安いことにあります。しかし、ジェネリックはなぜ安いのでしょうか?それは、有効成分や効き目が弱いからではなく、そもそも医薬品を開発するための費用があまりかかっていないからです。本来であれば、新薬を開発するには200億円とも言われる開発費用がかかるものですから、それが必要ではないとなれば、販売価格も抑えることができます。このような理由から、ジェネリック医薬品の価格は、新薬(先発薬)と比べれば、8割から4割程度まで低価格に処方することができるのです。
ファイザー社のバイアグラよりも価格が低い、バイアグラジェネリックに対しては価格が低いということから、その効果や安全性について不安を持たれている人もいるのではないでしょうか。個人で輸入した場合にはリスクがつきまといますが、クリニックから提供されているのであればジェネリック製品であっても、そのリスクは抑えられていると言ってよいでしょう。
その理由として、ジェネリックの医薬品を販売するためには、先発の新薬の効果と比較しても、生物学的に同等であることが証明されなければなりません。また、長期間の保存試験や加速試験によって医薬品としての安定性や安全性も証明されなければならないからです。これらの試験と手続きは厚生労働省が最終的に製造販売の承認を出すことになっており、バイアグラのジェネリックもまた、低価格だからといって安全性を過分に恐れる必要はありません。
バイアグラのジェネリックは、取り扱いをおこなっているクリニックであれば処方してもらえます。当然ながら、バイアグラのジェネリックであったとしても、医師の問診を受けなければなりません。
個人で輸入するという方法もありますが、どのようなルートで入手できるかがわからず、処方後に問題が起きた場合でも保障がされないというリスクがあるため、おすすめはできません。
ジェネリック製品に限らず、バイアグラなども医師による処方と説明をしっかりと理解して使用すること大切です。本来は併用することが禁忌となっている薬と一緒に飲んでしまうなど、場合によっては命に関わるような事態にもなりかねません。バイアグラのジェネリックだからといって、自己判断で服用することはやめましょう。
また、厚生労働省に認可されていない海外製品のバイアグラも、不正なコピー品などである可能性があり危険です。バイアグラのジェネリックも、必ずクリニックや医療機関で処方されたものを購入するようにしましょう。
2014年にバイアグラのジェネリックを発売(※)したのは、大手ジェネリック医薬品メーカーである「東和薬品」です。それ以降、さまざまな国内製薬企業がバイアグラのジェネリック製品の開発に参入しており、2020年現在では、キッセイ薬品や富士化学工業など、国内だけでも10社がバイアグラジェネリックを販売しています。
【PDF】※参照元:東和薬品「シロスタゾール OD 錠 50mg/100mg「トーワ」発売開始のお知らせ 」
https://www.towayakuhin.co.jp/pdf/news141104.pdf
また有効成分が同じであるとはいえ、水無でも飲めるタイプや、レモン風味・コーヒー風味などの風味がついているなど、バイアグラのジェネリックにもそれぞれ先発薬にはない工夫が施されています。
このようにバイアグラのジェネリックにも様々な種類がありますが、それでは自分にあったものを選ぶには、どのように選択を行えばよいのでしょうか?
バイアグラジェネリックの効果はそれぞれほとんど同じであることが試験で証明されています。しかし、有効成分が同じでも添加物については微妙に異なっていますし、効き目には個人差もありますので、自分にあったバイアグラを探す目的でそれぞれ一度は試してみるとよいでしょう。
バイアグラジェネリックを販売している大手製薬メーカーとしては、やはり「東和薬品」と「キッセイ薬品」が有名です。
バイアグラジェネリックのなかでも「東和薬品」の製品は、水なしで服用できる利便性が高いものになっています。いわば、ラムネ菓子のように、口に入れるだけで唾液によってさらっと溶解してくれるのです。レモン風味とコーヒー風味の2種類がありますから、気分的にも気軽に使用しやすいのも人気のひとつとなっています。
医薬品の見た目で選ぶのも選択肢です。本家のバイアグラと同じジェネリックの方が使いやすい」という方であれば、ファイザー社のバイアグラ特有の青色がデザインされている「キッセイ薬品」や「富士化学工業」のバイアグラジェネリックがあります。これらは見た目はもちろん、有効成分や添加物もほとんど同じですので、本家を使い慣れた方でも違和感なく使用することができるでしょう。
ED改善薬には、バイアグラ・レビトラ・シアリスとそのジェネリック医薬品があります。どれも海綿体の血管拡張作用が主な作用です。副作用の出方も考慮しなければなりません。このページではバイアグラで頭痛が起きる原因や対処法について触れているので、バイアグラを飲んで体調に違和感を覚えた方はぜひ参考にしてみてください。
ED改善にむけた効果を高めたいと、バイアグラとシアリスを併用すると良いのではと考える方もいるでしょう。実際に併用しても問題はないのか、併用することでどのような反応が発生する可能性があるのかについて解説しています。バイアグラとシアリスを併用する前にぜひ一度目を通してみてください。
インターネットを使った個人輸入薬に潜むリスク、薬の効果を思ったほど感じられないときに読みたいコラムなど、ED処方薬に関して「知っておきたい情報」や「知らないと危険な情報」も集めました。自分が飲む薬がどんなものなのか理解を深めるため、是非お読みいただければと思います。
最後に、ED治療薬を処方してもらうなら来院の候補に入れてほしい東京のクリニックをリストアップしてみました。処方薬の値段や診療内容に「ここならいいかも」と感じたら、コンタクトしてみてはいかがでしょう。
ED治療をするなら、予約制で治療中の人とバッタリ会わないようにしたいし、クリニックに通っていることを人に見られないように駅からすぐにアクセスできるところがいい。それに自分の状態にあった治療法を提案してもらいたい。そこでこのサイトに掲載するクリニックのなかから、予約制で最寄り駅から徒歩1分以内にアクセスできるところを治療方法の種類の多い順(同率の場合は50音順)に4院紹介します。(2019年6月時点の調査)
【衝撃波治療】
施術時間は20分程度。施術中は軽い衝撃を感じるだけで、痛みは特になく、施術中および術後にも痛みや腫れはありません。費用は1回110,000円ほど。また治療中及び治療後に報告された重篤な副作用はありませんが、次のような軽度の副作用があります。①抗凝固剤を服用していて出血傾向がある場合などで、まれに皮下出血などを引き起こす可能性があります。②衝撃波が骨に当たることで痛みを感じる可能性や、施術中・施術後、照射部に一時的な軽い痛みを感じる可能性があります。
【SCMs(幹細胞)パワー注射】
臍帯間葉系幹細胞サイトカイン注入のための注射。1回~数回。非常に細い針を使用するため、痛みはほぼ感じません。費用は1回110,000円。リスクとして、注射の穿刺時の痛みや内出血を引き起こす可能性があります。
【SCMs 点滴】
臍帯間葉系幹細胞サイトカイン注入のための点滴。費用は1回66,000円。比較的起こりやすい副作用として、点滴刺入部に局所的な痛みを感じる可能性があります。
【歯髄幹細胞培養上清液(SGF)ED治療】
陰茎海綿体の内皮細胞の再生を促す治療で、ペニスの根元に小さなヘアバンドをはめて、陰茎海綿体の左右に1回ずつ、計2ccの上清液を注射します。平均治療期間は週1回×4週間の計4回。超微細の針で打つので、通常の注射のような痛みはほとんどありません。費用は不明です。稀に、注射による穿刺部の痛み・内出血・神経障害などの副作用が起こる可能性があります。